この辺、いったい何がどう違うんだろう?と思って見てみると、これがもうびっくり。ほとんど僕が長い間つとめてきた経営コンサルティングファームで行われている仕事のやり方とほとんど同じなのだ。(なお、このファームはこの業界の最老舗の一つで、分析的な課題の整理の仕方、問題解決のアプローチなど、意識している、していないに関わらず、現在多くのコンサルティングファームや大会社の経営企画で行われている根源的な手法論のかなりの部分を生み出している。)
この記事読んで、この本買おうと思った。
- 作者: 内田和成
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/03/31
- メディア: 単行本
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感想書いてる人
書いてあることは、極めてシンプル。情報を網羅的に集め、分析し、結論を出すというオーソドックスな考え方を「網羅思考」と呼ぶとすると、その反対に多少乱暴でも良いので持っている情報だけで仮説を立て、それを検証していく考え方を「仮説思考」と呼ぶ。
楽天のスローガンにもある「スピード!スピード!スピード!」。
【情報収集⇒分析⇒実行】のスピードを速めるためには、
最初に仮説を立てておく必要があります。
あらゆるシーンにおける効率的な仮説の立て方が、
この本で紹介されてあります。
http://detail.booklog.jp/asin/4492555552
「仮説思考」とは、現時点で最も答えに近いと思われる答え(=仮説)を用いて、検証して素早く正確に答えを求めることです。
情報はいくら集めても完璧にはならないので、とにかくシンプルに仮説から考えるとうまく進む。
まず仮説をたて、結論と提言までの道筋を情報がほぼない段階でつくる。仮説を軸に情報を集めていく。そのほうが早い。仮説が間違っていたと気づくにしても、こちらが早いのだ、という。
本を読む前に感想を洗うと、その感想だけでは分からないことを、本を読むときの疑問点として読み始められるのでいい感じ。「こんな感じの内容なら、僕が知りたい事柄について、このように答えてくれるはず」という期待。そう考えると、本から何を得られるかは、本を読む人が知りたいことをはっきりさせてるかにかかってくる。「弾言」には衝突断面とか書いてあったような。
仮説→実行→検証。次のフェーズに進む区切りの付け方が分からない。
「経験が必要」というオチと予想。