さて、ねみんぐ!の場合はどうだったかというと、種となるアイデアは実は「画像命名サービスを作る!」や「ポスト脳内メーカーを作る!」といったものではなかったんです。どういうものかというと、最初は「脳内メーカーが何で流行ったのか分からない。」という一行のメモです。
大まかな流れを見ると
・他のメモ『脳内メーカー・顔ちぇき!が流行った』より、顔ちぇき!についても思うところを書き出してマインドマップでつなげる。
・いろいろ吐き出していった結果。『脳内メーカー・顔ちぇき!・姓名判断・成分分析』がマインドマップ上に浮上する。
・『脳内メーカー・姓名判断・成分分析』は文字情報から「興味をそそる情報を作るサービス」。
・『顔ちぇき!』は画像データから「興味をそそる情報を作るサービス」。
・画像データから引き出せる「興味をそそる情報」は「誰に似てるか?」という情報だけじゃないはず。
・あ、題名とかどうだろう?
・画像と一緒にシュールな題名が表示されたら面白いかもしれないぞ。
・以下、いろいろ題名生成のアルゴリズムを考える。
一ヶ月後
・『EPOCH@まつやまで来ていた人と何か一緒に作ってみると面白いかもしれない』というメモ発見。
・マインドマップの山から現在ある技術力の中で最も有力そうなものを検索
・『画像に名前をつけるサービス』を発見。
・実現可能かどうか思案。
・10秒後、id:Tnzk君にメッセで「久しぶり!epoch@まつやま以来だね。元気?もう冬休み?」と話しかける。
以降、いろいろあって
・ねみんぐ!仮公開
という流れとなりました。
今思いついたんだけどこのアイデア生成の一連の流れがなんとなく「たくさん種をまいて、そこから水をやって成長させていって、交配させて実を収穫する!」っていう感じだから「種まき式アイデア栽培法」と名付けたいと思います(笑)。
ネット上で「ねみんぐ!はアイデアと製作に要する技術力のバランスがちょうど良い。妙な巧みさを感じる。」みたいな評論がありまして大変うれしかったです。まさにそこを考えていたもので。