http://www.kureha.co.jp/living/
―― 動画コンテンツのテーマがおむすびになった理由はなんでしょう。
川崎 おむすびって、誰もが親しみやすい食べ物だと思うんですよ。普遍性もありますし、郷愁を誘いますよね。クレラップのメイン購買層というのは40代以上なんですが、特に購買層に関係なく、また男女にも関係なくアピールするコンテンツが欲しかった。誰もが共感してくれるもの、ということで「おむすび」が選ばれたんです。
だそうです。
――気になるのは、Webのアクセス数が増えたことで売上げにつながっているのか、という部分です。
川崎 おかげさまでページビューも伸びましたが、もっとうれしかったのはユーザーの方の滞在時間が格段に増えたこと。それまではほんの数秒で帰られる方が多くて、「間違ってきちゃったんですか?」というくらい滞在時間が短かったので(笑)。そういう意味では深いコミュニケーションにつながっていると思います。
こういうのどうやって効果があったか示そうと思ってたけど、滞在時間か。いい考え。
ただ、テレビとか店頭ではひとつ問題があります。それは、見たくない人にも見せてしまう「強制視認」になってしまいそうなので、二の足を踏んでしまいますね。スーパーの滞在時間も短いので、その中で雑貨コーナーに4分足を止めていただけることもないでしょう。だからこそのWebだという。
ラップのこと考えてる時間で考えてます。ウェブサイトでは4分もアピールできると。僕が考えるのは食べ残しを冷蔵庫に入れるときに「切りにくい」「切れやすい」くらいです。買うときも、安いやつ選ぶし。ラップをどれにしようか4分も悩んだりしませんね。そう考えると、ウェブサイトを見に来てくれた人は、ブログ書いてくれたりもするし。クレラップって名前覚えちゃいそう。