ここで、さまざまなコマンドをタイプするわけだが、シェルにはいくつかの編集機能が用意されている。Back Spaceキーで直前の文字を消し、カーソルキーでコマンドラインに打ち込んだ文字列の中を移動することができることに気が付いている人も多いだろう。しかし、コントロールキー(Ctrlキー)やメタキー(Altキーになっていることが多い)との組み合わせで、さらに強力な編集機能を使うことができる。
- Ctrl-B カーソルを左に移動
- Ctrl-F カーソルを右に移動
- Ctrl-A カーソルを行の先頭に移動
- Ctrl-E カーソルを行の終りに移動
- Ctrl-H(Back Space) カーソルの左の1文字を削除
- Ctrl-W カーソル位置の単語を削除
- Ctrl-K カーソル位置から行末までの文字列を削除
- Ctrl-U 行頭からカーソル位置までの文字列を削除
- Ctrl-Y 直前に削除した文字列を貼り付け
C-と書いてあるものは,[Ctrl]キーと同時にキーを押す。
M-と書いてあるものは,[Esc]キーを押してから,そのキーを押す。
- 通常の文字 カーソル位置に挿入
- ←,C-b カーソルを左に1文字移動
- →,C-f カーソルを右に1文字移動
- ↑,C-p 一つ前に入力したコマンドを呼び出す
- ↓,C-n 次に入力したコマンドを呼び出す
- BackSpace カーソル左の1文字を消去
- C-d カーソル位置にある1文字を消去
- C-a 行先頭にカーソルを移動
- C-e 行末にカーソルを移動
- C-l 画面をクリア
- M-< コマンドヒストリの最初のコマンドを呼び出す
- M-> コマンドヒストリの最後のコマンドを呼び出す
- C-k カーソルより右側の文字列を全部消去
- C-u カーソルより左側の文字列を全部消去
- TAB コマンドの続きを自動的に補完する
- C-x C-u 直前の操作を無効にして元に戻す