ペーパープロトタイピングではユーザーインターフェイスを紙に書くときに「定規は使わない、筆記用具は太めのフェルトペンを使う、テストに必要な部分だけ書く」などのポイントを紹介した。
作業開始当初は戸惑いますが、慣れてくるとだんだんとのってきます。やはり紙に書く作業は、PCでやる作業よりも圧倒的に効率がよく、自由な発想が行えます。全くあやふやだったデザインが、1日でかなりしっかりしたものになったのは驚きです。そして、チームの全員が設計内容を確実に理解することができました。
ペーパプロトタイピング用の部品を用意してくれてる人がいます。
プロトタイピングという技法は、ソフトウェア開発や機器デザインなどで、これまでもしばしば利用されてきた。完全な製品やシステムを作り上げてしまってから問題が発見されたのでは、手戻りが大きく、開発工程に大きな影響を及ぼす可能性が高い。そのためにその「原型」を簡単に作っておいて、まずその段階で動作チェックやユーザビリティ評価を行い、徐々に完成度を上げてゆき、そのたびに動作チェックやユーザビリティ評価を行うことによってじわじわと完成品に近づけてゆくというやり方が考え出されたのだ。
ペーパー・プロトタイプなら、初期段階のデザイン・アイデアのユーザ・テストが、非常に安価に実施できる。これによってユーザビリティ問題が修正できるので、使えないものを実装してお金を無駄にすることはなくなる。
ペーパープロトタイピング 最適なユーザインタフェースを効率よくデザインする
- 作者: Carolyn Snyder,黒須正明
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 110回
- この商品を含むブログ (47件) を見る