IDEOをウェブ製作会社に適用したらどうなるか

ウェブ製作会社じゃなくてウェブサイト作ってで食べてる人にする。

創造性を具体的なイノベーションにつなげていくには、いかに日々の仕事のなかで偶発的な発見にいたるセレンディピティを多発させることができるかという組織の能力に関わっています。
IDEOで日々行われているという「観察」「ブレインストーミング」「プロトタイプづくり」は組織においてセレンディピティを多発させ、イノベーションを可能にするための核となる3つの手法だといえます。


観察:興味のある(お金になる、デザインきれい、使いやすさ)方向性でウェブサイトを集める
ブレインストーミング:ひとりなら自問自答、誰かの記事読む、記事書く。会社ならワイワイやる。
プロトタイプ作り:手を動かす。


イノベーションじゃなく製品作りに忙しいよ。なのでラボ作ろう。新しいこと発見はラボに任せよう。
ラボで食ってけるなら最高。ラボもってる組織最高。でも、そういう組織の場合、ラボ以外は、ラボ的なことせず作ることに専念することが組織的には効率的だろうから。そんな組織は僕にはつらい。


ウェブサイト制作はひとりの人の頭の中で考えたことをアウトプットする仕事(自動車と比較。流れ作業にまで落とし込めないよね。ひとつの製品で、そんなに多くの人を食べさせられる産業じゃないよね。)。
個人作業が多いということは、個人でもラボ時間を持たないと新しいもの作れない。
会社といえども、個人が作業しているので、外から見たら会社のイノベーションかもしれないけど、実は個人のイノベーション。もしくは個人のイノベーションの集合。少なくとも観察は必要。ということで仕事中にあちこち見る時間が取れないのはヤバイ。いつか新しいものが作れなくなって行き詰る。


って冒頭読んで書いてて記事の続きよんだら、忙しいからできるんだよ。って。実感できることあるんやろうな。忙しさを肯定できてる。いいなぁ。ここもうちょっと教えてほしいなぁ。

時間がないからできないんじゃなくて、時間がないからできるんだと思う。

IDEOはそれをとことんまで突き詰めているんだという気がします。
時間に余裕があったり、スペースに余裕があったら、その隙間は埋められない。
狭いスペースでぎゅうぎゅうだから、活気が生まれる。やってやろうっていう気になる。それが組織全体でしくみになってる。
IDEOがすごいとしたら、そこだと思う。個人レベルではなくてそれが組織化してるのがすごい。

現在は自分の選択・行動の結果とは思えるので。未来もまた同じこと。がんばろ。